歴史を物語る礎石と如意輪観音像@龍蓋寺

日本最古の如意輪観音像をご案内致します。

岡寺の本堂に安置されている如意輪観音坐像。

岡寺の如意輪観音

岡寺の如意輪観音坐像。

岡寺は俗称で、正式名称を龍蓋寺(りゅうがいじ)と言います。

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治田神社付近に残る礎石

どっしりとした体格の仏像です。

岡寺の本尊として、長い間奈良の歴史を見守ってきました。

日本最大の塑像でもあり、重要文化財に指定されています。

岡寺の石楠花

岡寺のシャクナゲ。

初夏を彩るシャクナゲは岡寺の名物にもなっています。

見頃は4月中旬~5月上旬。室生寺のシャクナゲに勝るとも劣らない、満開のシャクナゲが参拝客を出迎えます。

龍蓋寺(岡寺)は創建当初、今ある場所から西方に建立されました。

現在、龍蓋寺の西には治田神社が鎮座していますが、その付近には創建当時の礎石が残っています。白鳳期の瓦も出土しているそうで、かなり歴のある寺院であることが推測されます。

岡寺本堂

岡寺の本堂。

本堂の中に、日本最古の如意輪観音像が安置されています。

弘法大師がお造りになられた尊像であり、インド、中国、日本三国の土から成ります。

仏教の歴史そのものを体現している仏像と言えるのではないでしょうか。

日本最古の如意輪観音像。

明日香村岡にある岡寺は、西国三十三所観音霊場の第七番札所でもあります。意の如くに願い事を叶えてくれる如意輪観音様にお参りしてみませんか?

ちなみに龍蓋寺には、奈良時代の国宝・義淵僧正坐像も伝わります。

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