厄除霊場の岡寺。
岡寺の三重塔下手には駐車場があります。
おすすめの駐車場ですので、岡寺参拝の際は是非ご利用下さい。
ところで、岡寺に咲いている天竺牡丹ですが、実はダリアのことのようです。
岡寺の天竺牡丹。
ダリアといえば秋のイメージでしたが、初夏のこの時期にも開花するんですね。
言われてみれば、牡丹とダリアはその華やかさで相通じるものがあります。日本人好みの楚々とした花ではなく、妖艶でド派手な印象があります。
天空を仰ぐ天人の甎
岡寺の御本尊は、質実剛健な如意輪観音坐像です。
御本尊以外にも見所は多く、京都国立博物館に寄託されている天人文甎(てんにんもんせん)などは特筆すべきものがあります。
天空を仰ぐ天人が刻まれた煉瓦。
膝をついて両手を捧げる優雅な姿は、見る者を魅了します。
隣国新羅の影響を受けた作品とされますが、仏殿の壁面、もしくは須弥壇を飾っていたものと考えられています。
奈良県高市郡明日香村の岡寺の宝物が、なぜ京都国立博物館に寄託されているのか分かりません。岡寺の天人文甎(てんにんもんせん)、いつか近い内に拝観してみたいと思います。