JRや国道の東を通る山の辺の道

山の辺の道ハイキングコースには、逃げ道もあることを念頭に置いておきましょう(笑)

三輪山から北へ連なる山裾を縫うように伸びる山の辺の道。自然を満喫できる山の辺の道は、行楽シーズンともなれば多くのハイカーたちで賑わいます。

山の辺の道のルート案内

山の辺の道のルート案内。

ハイキングコースの所々に見られる表示です。

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古代の武器庫・石上神宮を経由

右へ行けばいいのか、左へ行けばいいのか、分かりにくい場所も何ヵ所か存在します。

そんな時に、あぁこの道が山の辺の道なのかと案内してくれる有難いナビゲーションです。

山の辺の道

桧原神社へ通じる山の辺の道。

旅行ガイドブックでもおなじみのカメラアングルですね。

山の辺の道は三輪から奈良へと通じる最古の道ですが、ハイキングコースとしては桜井市金屋から天理市石上神宮までの約11kmの道程がおすすめです。途中で疲れたら、山の辺の道から西へ下って国道169号線へ出るという方法もあります。

国道沿いにはバス停も所々にあります。国道からさらに西へ進めば、JR万葉まほろば線も走っています。

山の辺の道を踏破するのもいいですが、気楽にトライしてみて、歩くことに飽きてしまったらバスやJRの手を借りる。そのぐらいの気持ちでもいいのではないでしょうか。

山の辺の道の道標

出発地点の石上神宮は、古代の武器庫としても知られています。国宝の七支刀(ななさやのたち)は日本史の教科書でもおなじみですよね。

石上神宮

石上神宮~内山永久寺跡~夜都伎神社~竹之内・萱生環濠集落

本堂池が目印の内山永久寺跡、春日大社の4神を祀る夜都伎神社、標高100mの高地にある竹之内環濠集落などを経由します。

景行天皇陵

山辺道上陵とも呼ばれる景行天皇陵。

長岳寺~崇神天皇陵~景行天皇陵

山の辺の道の中継地点ともいえる長岳寺には、トレイル青垣という休憩ポイントがあります。崇神天皇陵・景行天皇陵は丘陵の先端を利用して造られており、最も古いタイプの前方後円墳として有名です。

途中でリタイアするなら、長岳寺辺りがおすすめでしょうか。

長岳寺から西へ歩を進めれば、黒塚古墳や五智堂などを見ながらJR柳本駅まで足を伸ばすことができます。

箸墓古墳

古代の謎に満ちた箸墓古墳。

相撲神社~兵主神社~箸墓古墳

大相撲発祥の地として知られる相撲神社。

相撲神社には、大鵬や柏戸も”奉納相撲”に訪れたことがあるそうです。紅葉の名所として名を馳せる兵主神社、邪馬台国の女王卑弥呼の墓ではないかと伝えられる箸墓古墳を経由します。

山の辺の道の万葉歌碑

桧原神社近くの井寺池ほとりにある万葉歌碑。

大和は国のまほろばたたなづく 青垣山ごもれる大和し美し(うるわし)

筆者はかの有名な川端康成です。

桧原神社~玄賓庵~三輪山

天照大神を祀り、元伊勢とも呼ばれている桧原神社。

二上山に沈む夕日を望むことができる桧原神社は、絶景ポイントとして写真愛好家の間でも人気です。

三輪山の風景

神奈備「三輪山」。

山の辺の道の途上にひっそりと佇む玄賓庵、神様の山と仰がれる三輪山の麓を通り過ぎます。

大神神社のくすり道

狭井神社~大神神社

霊泉で有名な狭井神社、三輪山をご神体とする大神神社を経由します。

山の辺の道の道標

平等寺~金屋の石仏~仏教伝来之地碑

江戸時代の仏足石が残る平等寺、釈迦如来像と弥勒如来像が浮き彫りにされている金屋の石仏を経由し、山の辺の道南の起点である仏教伝来之地碑に到着します。

当館大正楼は三輪山の麓に位置し、大神神社までは徒歩5分の距離にあります。山の辺の道の宿としてどうぞご利用下さい。

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