山の辺の道北エリアに、柿本人麻呂の遺髪を葬ったと伝えられる歌塚があります。
国道169号線沿いにある和爾下神社の鳥居をくぐって歩を進めると、左手の杜の中からご老人たちの声が聞こえてきました。
ゲートボール場に於いてゲートボールを楽しんでおられるようです(笑)
柿本人麻呂の歌塚。
そのすぐ傍に歌塚は佇みます。柿本氏の氏寺であった柿本寺跡もすぐ近くにあります。山の辺の道には多くの万葉歌碑が建てられていますが、その中でも柿本人麻呂の歌は数多く存在します。
歴史あるはにわの里コースを散策
柿本氏の一族であり、櫟本生まれと伝えられる柿本人麻呂。
ウォーキンングコースとして知られる「はにわの里コース」はJR櫟本駅を起点とし、和爾下神社、在原神社、楢神社などの観光名所が点在しています。
柿本人麻呂といえば、中山廃寺跡の近くの万葉歌碑~”衾道を 引手の山に妹を置きて 山道を行けば 生けりともなし”を思い出します。
和爾下神社の鳥居から東へどんどん進めば、櫟本を見下ろす高台に有名企業のシャープがあります。
柿本人麻呂の歌塚は、享保17年に柿本寺の僧や歌人によって建てられました。
歌塚の表面の文字は、後西天皇の皇女宝鏡尼の筆によります。
山の辺の道のモデルコースから少し西にそれた散策路ではありますが、なかなか見どころの多いルートになっています。赤土山古墳や東大寺山古墳などもあり、考古学ファンにはおすすめのウォーキングコースです。
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