初夏の大神神社に参拝。
ご存知のように大神神社には本殿が存在しません。拝殿奥の三ツ鳥居を通して、三輪山の神を仰ぐスタイルを取っています。
拝殿の前にお百度算木なるものがありました。
お百度参りの際に、この算木(さんぎ)で回数を数えるようです。算木とは珍しいですよね。小学生の頃に習っていた算盤を思い出します(笑)何をお願いするのでしょうか?願い事は人の数以上にあるものです。一人の人の胸の内に、願い事は常に複数存在しています。

大神神社が鎮まる聖地三輪山
「三輪山の深い緑をせなにして」で始まる母校三輪小学校の校歌。幼少の頃から三輪山に抱かれて生活してきた私にとって、聖山三輪山はごく身近に感じられる場所でした。お神輿を担いだり、ごくまきのお餅を拾ったりした思い出の地でもあります。パワースポット...
静寂に包まれた境内に響く算木の音
天に向かう花の向こう側に、大神神社の大鳥居が見えていました。
家内安全、商売繁盛、交通安全、良縁成就、心願成就・・・実に様々なご利益が掲げられます。大神神社はありとあらゆる境遇の人を、幅広く受け入れて下さる社です。
たおやかな神様と言えるのではないでしょうか。
お百度参りの際、Uターンするポイントのようです。
丸く突き出た石が地面に埋め込まれていました。
真夜中の拝殿前では、動かされる算木の音が静寂の中に響き渡っているのかもしれません。大神神社は基本的に24時間いつでも出入りすることができます。お寺によくある拝観時間のような制限は一切ありません。好きな時に好きなだけ神様と触れ合える。
日本屈指のパワースポットである大神神社。
拝殿前の巳の神杉も有名ですよね。神話の中にも登場する蛇は、三輪の神のシンボルでもあります。
四方を山に囲まれた”大和国ん中”。
その東の山裾を縫うように伸びる山の辺の道・・・山の辺の道ハイキングの終点間際にある神社が大神神社です。散策ついでに、普段抱いているお願い事をしてみるのもいいですね。