はにわの里コースに続く、山の辺の道北コース沿いに白川ダムはあります。
既にあった農業用の白川溜池を改良して造られたダムです。
白川ダムの風景。
実に広大なスペースが広がります。
奈良県内にはご存知のように海がありません。大きな湖もありません。そんな中にあって、豊かに水を湛(たた)えるダムは貴重な癒しの場所にもなります。
山の辺の道近くのダム
白川ダムの北側には弘仁寺や正暦寺があります。
山の辺の道ハイキングの途中に立ち寄ってみることをおすすめ致します。
白川ダムの周辺には古墳公園や白川ダム運動場も整備されています。
庶民の憩いの場にもなっているんですね。
消防防災ヘリコプターの緊急離着陸場も用意されていて、白川ダム周辺の面積の広さがうかがえます。
JR桜井線櫟本駅からは東へ徒歩30分ぐらいでしょうか。
馬出の町並みを見物した後、てくてくと白川ダムを目指して歩いて行くのもいいでしょうね。道中には柿本人麻呂の歌塚、和爾下神社、赤土山古墳などが点在していて、飽きることなくハイキングを楽しむことができます。
白川ダムでは、花火やバーベキューは禁止されているようです。
広いダムを目の前にすると、気分も開放的になりますからね。火気厳禁とは分かっていても、ついつい気を許してしまう面々もいらっしゃるのでしょうか。
楢川と高瀬川の洪水調整を目的に造られた白川ダム。
石上神宮や天理教本部神殿なども近く、こんな所にダムがあったのか・・・と意外な感じもします。
国宝が鎮まる石上神宮、天理王命が祀られた「ぢば」のある本部神殿。神々しい霊気に満ちた神さぶる天理の地に、一見似つかわしくない近代的なダムがその姿を現します。龍王山エリアには、桜の名所として知られる天理ダムもありますよね。
山の辺の道のルートには、”大きなダムに抱かれる”という違った楽しみ方もあることに気付かされました。